
適性検査の種類や見分け方は?一覧からわかりやすくご紹介!
適性検査は採用においては大きな判断材料です。この記事では、適性検査の種類の一覧や、見分け方を詳しくご紹介します。また、Webテストについてや、面接時の適性検査なども解説致しますので、ぜひ参考にしてください。
適性検査とは
適性検査とは人材を見極める手段の一つ
就職や転職の際に、募集要項に「適性検査」という言葉を目にしたこともあると思います。
この人は、どんな職業あるいは、スポーツに向いているのかと、考えた時に、その職業とスポーツが、その人の持っている能力や性格に、適性なのかを、判断したり評価したりする指標となるのが適性検査です。
採用における適性検査には以下のようなメリットがあります。
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主観的ではなく、客観的に判断できること
適性検査には、採用する人の好みや、採用する人だけが感じるものの見方をしないで、誰もが納得できる適切に、判断することができるため、人を採用する場合に、有効になります。
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採用を受ける人たちを公平に判断することができる
適性検査には、採用する人事担当者の視点だけにとらわれることがなく、採用をする人たちをさまざま角度から判断することができるようになります。
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採用する人の情報などのデーターの管理がしやすく、また採用の判断が効率的
適性検査には、採用する人を決めるために行なう人事担当者の印象に左右されずに、集められたデータを元に採用を決定するため、人事担当者の人を見る目などスキルが必要でなく、効率的にしかも、適切に採用を決めることができるようになります。
適性検査に関しての質問・回答の投稿がJobQにありましたのでご紹介します。
適性検査とは計算や時事問題についての試験でしょうか?
中途採用試験を受けようか悩んでいます。
募集要項には面接は2〜3回と適性検査と記載されていましたが、もしお分かりの方がいたらお尋ねします。
適性検査は計算や時事問題についての設問でしょうか?それともその名の通り、性格や適性を判断する内容でしょうか?
また面接回数も実際に行った回数が分かればお聞きしたいです。
宜しくお願い致します。
面接回数は企業によって異なりますが、2~4回の範囲で大体の企業は収まります。
適性検査は、自宅でWebで受ける言語(熟語の成り立ちの問題、短文並び替え、短文読解等)、非言語(算数、数学の1次方程式、2次方程式、確率、順列等)、性格検査が多いです。
市販の…続きを見る
回答より適性検査とは、基礎的な能力や性格を試すための検査という位置付けで問題ないでしょう。
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適性検査の種類は?一覧からご紹介
ここでは、採用時の適性検査の種類について解説します。
採用時に行われる適性検査には、どんな種類があるのかご存知でしょうか。
適性検査は大きく分けると「能力検査」「性格検査」の2つ
適性検査は能力検査と性格検査の2種類に分類されます。
それぞれについて、解説していきます。
能力検査はSPI検査と玉手箱検査の2種類
能力検査は、学力検査とも呼ばれSPI検査と玉手箱検査に分かれます。
「SPI検査」は個性・性格を検査するもので、総合的なという意味を持っているSyntheticに単語とPersonality(個性・性格)・Inventory(評価)の単語の頭文字をとった略称で、リクルートマネジメントソリューションズが提供している検査になります。
「玉手箱検査」は、プロダクト・サービス・コンサルティング・サービス・トレーニング・サービスなどの事業を展開している日本エス・エイチ・エルが提供しているWEBテストです。
玉手箱検査では、制限時間が短い問題が多く出されて、その問題を解くためのプレッシャーへの耐力や、四則逆算・図表の読み取り・表の空欄の類推など問題を解くための根気や気迫・気力や、GAB形式の英語・IMAGES形式の英語などの能力検査と主に、学力検査も行なえるテストです。
性格検査はYG性格検査とクレペリン検査の2つ
性格検査では、YGP(YG性格検査)とクレペリン検査に分かれます。
YGP(YG性格検査)は、「情緒特性」「人間関係特性」「行動特性」「知覚特性」の4つの性格を判断することができるテストです。
クレペリン検査は、「内田クレペリン検査」とも呼ばれ、実務に適しているのかを判断することができるテストになります。
適性検査のクレペリンは、集中力と判断力が検査できます。
職種で言えば、正確性や瞬時の判断を求められる鉄道関係や公務員を採用するときに使用されることがあります。
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採用時の適性検査の問題について
採用時の適性検査の問題は、何を目的にするのかによって問題の内容が、変わってきます。
採用時の適性検査の問題は、能力を判断する適性検査・性格を判断する適性検査・興味や関心度を判断する適性検査といったように、何を目的にするのかによって問題が、変わってきます。
能力を判断する適性検査であれば、コンピューターの基礎的な知識を問う「CAB」といった適性検査があり、また、言語理解・計数理解・英語理解など知識を問う「玉手箱検査」があります。
性格を判断する適性検査には、集中力と判断力が検査できる「クレペリン検査」。
さらに、興味や関心度を判断する適性検査には、知的能力・言語能力・数理能力・書記的知覚・空間判断力・形態知覚などさまざま種類の能力を判断する適性検査の「GATB」という厚生労働省が提供している適性検査があります。
転職時の適性検査の問題集とは
就職・転職時の適性検査の問題集には、反対語や類義語などの語彙に関する知識を問う問題、問題を論理的に解答をしていく読解に関する問題、グローバルの時代に対応するための英語力を問う問題などがあります。
それらの過去に出された問題集もあるので、採用されるためには、問題集を解くなどの対策をしましょう。
SPI問題集について
適性検査の「SPI検査」の問題集には、単に計算だけで、解答するのではありません。
文章を読んで自分で式を立てながら解答していくタイプの非言語に関する数学や、図表全体を見て、必要な情報を取り出す図表に関する問題、トランプ、サイコロを使っての確率を求める問題があります。
適性検査のマークシートの種類とは
採用の判断材料となる適性検査に限らず、国家試験・大学試験など試験や検査の解答方式として使われているのがマークシートあるいは、マークカードとも呼ばれるものです。
マークシートは鉛筆で塗りつぶすために欄が設けてある紙のことで、塗りつぶした部分をコンピューターなどの機械で読み取り情報得ることができます。
適性検査のマークシートには提供している会社によりさまざまな種類があります。
面接時の適性検査とは
面接時の適性検査は、採用の判断をするための大変重要な材料であり、また、指標です。
自社はこの人に向いているのか、あるいは、採用した時に、会社にとって活躍してプラスに働くのかと、いったように採用を判断するのが面接です。
適性検査は、この採用のために行なわれる人事担当者との面接と同じぐらい重要なものなのです。
もし、面接で好印象を与えたとしても、この人が自社に適していないと判断されれば採用される確率が低くくなります。
採用されるには、面接と同じぐらい適性検査も、大事になることを覚えておきましょう。
適性検査のwebテストについて
今はネット社会、適性検査もネットでできます。
適性検査のwebテストのことはご存知でしょうか。
適性検査のwebテストとは、ネットから自分が採用されたい企業を選択して簡単に適性検査が行なえるものです。
適性検査のwebテストでは、会社により質問形式や設問の内容などが、異なりますが以下を測ることができます。
自身の考えを強く主張し、先頭に立ってみんなを引っ張って行くリーダーシップタイプ、周りに左右されずに黙々と作業を進める堅実タイなどの行動タイプがわかります。
適性検査の結果について
適性検査の結果は、採用される人にとって、面接と同じように大変重要な判断材料となるので、採用の確率を上げるためには対策をする必要があります。
ここで、JobQに寄せられた適性検査に関するQ&Aをご紹介します。
適性検査が時間内に終わらないのですがどうすればいいですか?
適性検査で「AXZNEL〇SBTG」で〇に何のアルファベット?っていう問題が多くて、どうやってこの問題をたった10秒で解けるように練習すればいいんでしょうか?
SPIにすら載っていない問題ですし、規則性が分かりません。
その「規則性」も一体どこまでが範囲なのかが分かりません。
例えばムガル帝国の学者の名前の頭文字を並べただけなのかもしれませんし、数学オリンピックにあるような重積分や行列を沢山使った規則性なのかもしれませんし、可能性が無限大すぎて分かりません。。。。
クイズみたいなもんなんで仰る通り対策するのは難しいと思います。(7つあったら曜日かな?とか12個あったか年月?とかある程度テンプレ化するのはあるかもですが)
例えば…続きを見る
回答より、質問されている問題は簡単ではないとのことでした。
問題が難しい場合は他の問題で得点を取りにいくなど工夫するべきとのアドバイスもありました。
採用の適性検査で無料のもの
採用の適性検査が無料で受けることが可能です。
採用の適性検査のWebを使ったテストには、YG性格検査・アルペケソ性格診断・16類型性格診断などがあり、サイトによっては、初期診断を無料で提供していますので、その無料で適性検査は受けるにしましょう。
その無料で自己診断と分析・職業との適性検査ができるのが、「適職診断 VCAP」です。
適職診断を無料で受けるには
適職診断を無料で受ける方法には、サイトとハローワークがあります。
適職診断を無料で受けるには、キャリアインデックス・リクナビNEXT・アクセス進学ラボなど10個ほどあるサイトで受けることも可能です。
しかし、精度が高くて納得感のある適職診断を受けたいのであれば、ハローワークがおすすめです。
適職診断は当たるのか
企業に採用されるために実施される、適職診断は当たるのかと、問われると当たるかもしれないし、当たらないかもしれないといった回答になります。
しかし、採用前に行なう無料での適職診断を受けることは採用に対してマイナスになることがなく、何かしらのプラスに影響するので、受けるようにしましょう。
採用における適性検査の比較について
ここでは、採用における適性検査のCubicとCydasの比較について説明します。
Cubicの適性検査の評判とは
採用適性検査「Cubic」は、企業に採用するために提出する、履歴書・職務経歴書などを見てもわからない、また、判断しにくい部分を、適性検査を使用するこで、採用時の判断がしやすいようにと企業が取り入れた試験です。
効率的に、採用する人を決めることができるため、企業としてはコスト削減といったメリットがあり、また、採用される人は、公平に判断されるため、評判のいい検査です。
Cydasの適性検査とは
Cydasの適性検査は、航空関連企業、マツダグループ・ファッション関連企業などのさまざま企業が、人を採用する際の判断材料としての利用と、社内で働く従業員のモチベーションアップとしての利用をしている検査です。
適性検査のランキングについて
適性検査の項目を細かく分類すると心理テスト・能力テスト・知能テスト・性格テスト・適性テストなどになります。
その適性検査の項目を基準して、現在、存在する適性検査を比較すると、能力・性格・興味・指向ストレス耐性・職業適性など判断する項目が多いマンパワー(株)が提供しているヒューマンリソース・テクノロジーといった採用テストがランキング1位です。
その次が、判断する項目がヒューマンリソース・テクノロジーと同じの、ダイヤモンド社が提供している「DPI」という職場適応性テストが続きます。
まとめ
以上のように採用の際に、面接と同じぐらい、採用の判断材料となる適性検査の種類や特徴について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
今回紹介したことや、説明した内容を参考に企業への採用の確率を上げるために適性検査をよく理解して対策をしっかりとやりましょう。
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