
【都道府県別】東京の平均年収を状況別にご紹介!
日本の大企業が集う東京。当然、都道府県で見た際に最も平均年収の高いのは東京になってきます。その東京に住んでいる人たちの平均年収が気になりませんか?今回は、日本で一番平均年収の高い東京での様々な状況の平均年収について紹介していきます。
東京都の平均年収について
東京都の平均年収
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、東京都の平均年収は377.5万円となっていて47都道府県のうち1番高い値を示しています。
全国の平均年収が304.3万円なので、東京都の平均年収は全国の平均年収と比べて70万円近くの差があります。
参考:厚生労働省 賃金構造基本統計調査
東京都の平均年収が高い理由について
主な理由としては
- 東京都の人口が多い
- 物価が高い
が挙げられます。
東京都の人口は約1400万人であり、日本の総人口の約10%が東京都に住んでいます。
人口が多いとスーパーやコンビニ、服屋など色々な商品やサービスを利用する他県に比べ多く、それに伴ってお金が動くことが理由です。
また、東京都は物価も高く、生活をするだけで田舎で暮らす何倍ものお金がかかります。
ですので、年収の高い人が集まってくるのでしょう。
東京23区の年収平均ランキング
東京都は日本の首都であり、日本を代表する大企業の本社が集まっている場所です。
そのため、東京都民の平均年収は47都道府県の中でトップです。
この記事では東京都民の平均年収について紹介します。
東京23区の年収差
東京都の中でも23区に住んでいる人たちの平均年収は頭一つ高くなっています。
しかし、東京23区内でも所得格差が生まれています。
まずは簡単に所得格差の概要について解説します。
東京23区の都心と言われるところ(港区、渋谷区など)に住んでいる人の平均年収は高くなっています。
地価や物価などが23区内でも高くなっているからです。
一方で、下町と言われるところ(江戸川区、足立区など)の平均年収は、都心に比べると低い傾向です。
東京23区の平均年収ランキング
ここからは、東京23区での平均年収ランキングを紹介します。
所得が最も高いのは、港区で平均年収は902万円となっています。
次いで第2位は千代田区で784万円と1位と100万円以上離れています。
第3位は渋谷区で平均年収は703万円となっています。
トップ3はいずれも23区内で都心といわれるところになっています。
東京都所得ランキング
東京23区を除いた市町村でトップは武蔵野市となっています。
平均年収は501万円です。
第2位は国立市で434万円となっています。
なお、八王子市の平均年収は351万円であり、東京23区の下町(江戸川区)と同じ平均年収です。
東京の平均年収を年齢別で紹介
次は、東京都民の平均年収を年齢別に紹介していきます。
なお、東京都民の平均年収は612万円、年収の中央値は573万円となっています。
日本の正社員の平均年収が430万円であることから、東京都には高所得者が多く住んでいることがわかります。
東京の年齢別の中央値
20代 | 360万円 |
30代 | 510万円 |
40代 | 650万円 |
50代 | 730万円 |
いずれの年齢の中央値も日本全体の中央値と比べると高いです。
東京都民と日本全体の所得の開きが最も大きい年齢は50代となっています。
東京都には日本を代表する大企業の本社が集まっている場所です。
そのため、各企業の部長や役員クラスの人たちが東京に住むため、大きな開きができると考えられます。
東京の30代の平均年収
次に30代の東京都民の平均年収について紹介します。
平均年収は554万円となっており、全体平均(491万円)と比べると60万円程度、年収が高くなっています。
東京の40代の平均年収
最後に40代の東京都民の平均年収ですが、717万円となっています。
全体の平均年収が513万円となっていますので、これと比べると約200万円近く差が出ています。
東京の大卒の平均年収など
続いては、大学を卒業している東京都民の平均年収について紹介します。
今まで紹介してきた平均年収は、高卒者も含めているため、今まで紹介した値よりもさらに高くなります。
さらに、ほかの道府県よりも大企業と呼ばれる会社がダントツに多いので、さらに平均年収が高くなると考えられます。
ここでは、大卒東京都民の平均年収と中央値について紹介します。
東京の大卒の年収の中央値
大卒東京都民の年収の中央値は約650万円となっています。
東京都は、大企業の割合は47都道府県の中で最も多いですが、中小企業もある程度存在しています。
その企業で働いている大卒東京都民もいます。
そのため、年収の中央値はこの値となっています。
東京の大卒の平均年収
一方、大卒東京都民の平均年収は710万円です。
大卒者のみであるので、東京都民の平均年収より高くなっています。
また、50代ごろに年収のピークを迎え、その金額は1000万円を超えています。
これも先ほどと同様の理由で、東京都には大企業が多く在籍しており、幹部クラスの人たちが多くいるからと考えられます。
東京の大卒の30代、40代の平均年収
最後に年齢別の平均年収について紹介します。
30歳の東京都民の平均年収は530万円です。
日本全体の平均年収は390万円と比べて約140万円高くなっています。
40歳の東京都民の平均年収は616万円です。
東京の新卒の平均年収など
最後に東京都民の新卒の平均年収について紹介します。
具体的な金額は後ほど説明しますが、日本全体の平均年収と比べると50代ほどの大きな開きはありません。
東京都の物価がほかの道府県に比べて高いことを考えると、20代で東京で生活をすることは困難であると考えられます。
つまり、東京にある中小企業に勤務している人は東京郊外(神奈川県や埼玉県など)に住んでおり、大企業に勤務している人は東京都内に住むことができると考えられます。
そのため、東京都民の平均年収は高くなっていると思われます。
東京の新卒の初任給
東京都の新卒の初任給は大卒で約20万円となっており、日本全体の平均とあまり変わりません。
企業によって初任給が30万円というところもあるので、わずかに全体の平均より高くなっています。
また、家賃が地方に比べてとても高くなっているため家賃補助を出している企業もあります。
家賃補助の金額は地方で住む人に比べて数万円高く設定している会社が多いです。
まとめ
東京都在住の人たちの平均年収について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると以下のようになります。
・東京都内での所得ランキングの紹介
・年齢別の平均所得について
・東京都民の大卒と新卒の平均年収について
東京で働くとたくさんの給料がもらえますが、物価が高いため給料によっては生活水準が引っ越し前と変わらない可能性があります。
東京都民の平均年収の高さに惑わされないように気を付けましょう。
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