
派遣社員の職務経歴書はどのように書く?【テンプレも紹介】
派遣社員は職務経歴書にどのように書けばいいのでしょうか。職務経歴書には派遣社員用の欄はないので迷ってしまう方も居るでしょう。今回は職歴欄の書き方、自己PRの書き方、職務経歴書に退職理由は必要なのかといったことをご紹介します。派遣社員の方はぜひ参考にしてみてください。派遣社員になる予定の方もぜひ参考にしてみてください。
派遣社員の職務経歴書の職歴欄に記載するのは派遣先
派遣の人が職務経歴書を書く場合、職歴欄に「派遣元の会社を書くべきか」「派遣先の会社を書くべきか」悩んだ事はないでしょうか。
職務経歴書は、「どのような会社で勤務をしていて、何をしていたのか」などを求職者のスキルを企業が把握する為に書く書類なので、勤めていた派遣先を書くのが基本です。
ですが、派遣先の会社名を記入する時、注意点などもありすべての派遣先会社名を書くというわけにはいきません。
職歴の勤務先=派遣先企業名でOK
職務経歴書は、「どのような会社で勤務をしていて、何をしていたのか」などを書く書類だと前述しましたが、これは「企業が求めている人材にマッチしているか」を知る為でもあります。
履歴書などに「これまでの経験を活かした業務を行いたい」と記載しているにも関わらず職務経歴書には、応募企業の業務内容とまったく関係のない業務経験だと、経験を活かせる事もできません。
このようなミスマッチを防止する為にも、勤めていた派遣先の企業名を書く事で「どのような事業内容の企業なのか」を把握することが出来ます。
派遣元企業名の記載を忘れずに
職務経歴書に派遣先の企業名を書いた後「派遣元の企業名は書かなくても問題ないのか」気になるという方も多いのではないでしょうか。
これは結論から先にいうと派遣元も職歴欄に書く必要があります。
派遣元が給与の支給や社会保険の手続きをしているので、派遣元の企業名も書く必要があり派遣先と派遣元の企業名は、どちらとも記入するようにしましょう。
うっかり書き忘れてしまうと、経歴詐称などを疑われてしまい、書類選考や面接が不利になる場合もあるので注意が必要です。
守秘義務がある場合は派遣先企業名の記載はNG
職務経歴書には「派遣先と派遣元、両方を書く必要がある」とお伝えしましたが、派遣先によっては「秘密保持契約」を結んでいる場合もあると思います。
その場合は、派遣元の企業名だけを書いて、派遣先は「守秘義務の関係で記載できません」と明記しておくと問題ありません。
職務経歴書で書ける派遣社員の自己PR
派遣社員と聞くと人によっては「書けるような自己PRなんてない」「派遣は良く思われない」など、マイナスイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。
ですが派遣社員の方は、会社に常駐している正社員の方には、体験することが難しい事や、派遣社員の方だからこそアピール出来る事があります。
現在、派遣社員として勤務していて「派遣社員だから自信が持てない」という方は、この記事を呼んで自信を取り戻して下さい。
自信を取り戻すことで、職務経歴書や履歴書の自己PRもしっかりと書く事が、できるようになるはずです。
多種多様な業種、職種に触れられる
「同じ派遣先で長期間働いている」という方も多いと思いますが、派遣社員の場合「短い期間で勤務先が変わる」という方も多いはずです。
正社員の方とは違い勤務先が変わる事が多く、正社員ほど就業決定のハードルが低い為、未経験の業務にも就きやすいです。
そのため、1つの業界だけではなく様々な業界や職種について知ることができるはずです。
たくさんの仕事を知っていると言う事は、幅広い知識を持っているので、その知識こそが転職などで強力な武器になります。
就業評価の高さをアピールできる
同じ派遣先に長期間勤めている方も十分、アピールできるポイントがあります。
基本的に同じ派遣先で、長期間働けているということは「就業評価が高い派遣社員」という事になります。
同じ派遣先で長期間の勤務をしている場合、信頼もされていて能力も高いと認められている事になります。
新しい環境にも慣れやすい
一般的に派遣社員は、短い期間で勤務先を変えることになりますが、その都度「企業ごとの仕事のやり方」に合わせなくてはいけません。
派遣先が2社、3社と増えていくことで、無意識に自分が覚えたやり方にこだわらず「臨機応変に対応できる能力」が自然と備わります。
職場の人達と馴染む為に心掛けてい事や新しい企業で業務を円滑に行う為に心掛けている事などを、職務経歴書に記載すると好印象を与えられる事が可能です。
派遣社員の職務経歴書をテンプレートで解説
派遣社員の方が、職務経歴書を書く場合の注意点や自己PRで書けることについて、紹介してきました。
これまで紹介した事意外にも、職務経歴書では書き方や意識する点があります。
この章では職務経歴書を書くに意識する所などをテンプレート付きで紹介します。
スキルは余すことなく、勉強中の能力もアピールする
派遣社員の方は派遣先で目標を課される事は、あまり多くはありません。
そのため、数値を使ってスキルを表す事が非常に難しいというデメリットがあります。
どのようなスキルがあり「日頃からどういう努力をしているのか」などをアピールする場合には、取得を目指している勉強中の資格なども積極的にアピールしましょう。
また「○○という資格を○月取得目標を目指して勉強中です」など取得時期などを記載すると、やる気をアピールする事もできます。
派遣元や派遣先に評価をされた能力は自己PRに
派遣元や派遣先から業務内容で褒められた事など評価された事は積極的に自己PRに盛り込みましょう。
自分が評価しているのではなく、第3者が客観的に見て評価されていることなので、好印象を与える事ができます。
派遣社員の職務経歴書テンプレート
自己PRのテンプレートを記載します。
前章で紹介した事を考慮してテンプレートを参考にしてみて下さい。
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職務経歴書
2018年○月○日現在
氏名:サンプル太郎
~中略~
・自己PR
プロとしての意識が高い
派遣社員として勤めていましたが、常に所属部署の成果などを意識して仕事に取り組んでいました。
余分なコストの削減や業務効率化の為のフロー削除を考え、自分なりに独学でAccessなどを学び業務に取り入れたら、管理ツールの簡易化に成功し、上司から高く評価していただき、社内表彰にも推薦していただきました。
成長意欲を評価していただいた
私は、新しい事を覚える事が好きで積極的に新しい事を覚えようとしています。
自身の成長も実感する事ができ、覚えたことを業務に取り入れる事で、業務改善などの案も思いつきやすくなるからです。
上司の方からも、成長意欲に高く評価していただき、業務効率化プロジェクトに推薦していただきました。
派遣社員から正社員になった場合の職務経歴書の書き方
派遣社員として勤務している場合、能力に応じて派遣社員から正社員へ切り替わる場合もあると思います。
同じ企業に働いている場合など、職歴の書き方について悩む方も多いのではないでしょうか。
この章では、派遣社員から正社員に人向けに職務経歴書の記入例を紹介します。
就業期間ごとに経歴をわければ、経歴アピールがしやすくなる
職務経歴を記載する時に、就業期間ごとに経歴を分けて記載するのがおすすめです。
今後の事を考え、就業期間ごとに分ける事で、正社員になった後に担当業務が変更されたり、業務内容が増えた場合も混乱せずに記載することができます。
また第三者の方が見た場合でも、見やすく・分かりやすい内容にまとめる事ができるのでおすすめです。
雇用元で経歴を分けるよりも就業先企業で経歴をわける
職歴を書く時、派遣元別に職歴を分ける人もいますが、派遣元別に経歴を分けた場合、派遣先と派遣元がわかり辛い職務経歴書となり、書類選考時のマイナスポイントになってしまいます。
職務経歴書や履歴書などは「読みやすい職務経歴書を書く」という事を意識するのが大切です。
勤め先ごとに経歴を分けることで、あなたが「どのような企業で、どんな事を経験したのか」分かりやすい職務経歴書を作成する事ができます。
派遣社員の職務経歴書に退職理由は必要?
派遣社員の場合、状況によって退職理由の有無が変わってきます。
採用担当者に変な不安を与えないように、状況に合わせて記載するようにしましょう。
この章では、職務経歴書に退職理由を記載する場合について紹介します。
退職理由の記載は状況別に必要
就業期間が1年未満や長いブランクがある方は、前職でなにか「トラブルがあって早期終了したのか」など不安を与えてしまうことになります。
変な不安を与えてマイナス印象与えては、書類選考が不利になるので、最初から退職理由を記載するようにしておくことが無難です。
転職エージェント等に相談するのがおすすめ
就業期間が1年未満や長いブランクがある方は、退職理由を書く方が無難だと前述しましたが「セクハラ・パワハラ・解雇」などトラブルに巻き込まれた退職理由などは、印象が大きく変わってしまいます。
退職理由が特殊な場合、転職エージェントを利用して、転職のプロであるアドバイザーに「退職理由を書くべきか」「書く場合は、どのように書くべきか」などアドバイスを貰いながら書くようにすると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
派遣社員の方が職務経歴書を書く場合について気をつけるポイントについて紹介しました。
「派遣社員だからあまり良い印象はない」などマイナス印象ばかりを考えている方もいると思います。
ですが、派遣社員ならではの魅力はたくさんあります。
正社員と派遣社員で、出来る事と出来ない事をゆっくりと考えていけば、必ず見つけることができます。
自信を持って転職活動を行って下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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