転職活動と同時に考えたいのが「退職」についてです。
円満退職のためには、退職に関するマナーや法律上の正しい知識を知る必要があります。
ここでは、退職届・退職願、退職理由や退職金についての基礎知識を解説します。
この記事を一読することで、退職の基礎やマナーを知ることができます。
多くの場合、内定をもらってから退職手続きを始めることになるでしょう。
退職手続きは時間がかかるので、退社までに余裕を持って取り組みたいものです。
なお、内定をもらってからの返事をしたり、辞退をしたりする人に向けて、役立つ記事を下記で紹介しています。
現在、内定先への返事を保留にしている方は、ぜひご参考ください。
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ここでは円満退職をするために、前提として必要な退職に関する基礎知識を解説します。
そもそも、退職には以下の4種類の退職が存在します。
1. 自己都合退職
2. 会社都合退職
3. 希望退職
4. 退職勧奨
ここからは、上記について1つずつ解説していきます。
なお、退職の手続きについては、以下の記事にもまとめてあるので参考にしてみてください。
退職は何度も経験することではないため、手続きや書類の提出で何をすればいいのか分からなくなってしまうことがあります。 今回は退職の手続きや書類について、何をすればいいのかわかりやすく解説していきます。
自己都合退職は、「引越し」「結婚・出産」「転職」などの個人的理由によって、自分で退職という道を選んだ場合を指します。
自己都合退職の場合は、失業保険の支給が手続き後7日間の待機期間の後、3ヶ月後に行われます。
また、失業保険の給付期間も会社都合退職と比較して短くなります。
会社都合退職は、「経営不振」「業務縮小」「倒産」などの理由によって、会社側から一方的に従業員を退職させざるをえない状態になる場合を指します。
会社都合退職の場合は、失業保険の支給が手続き後7日間の待機期間後すぐに行われます。
失業保険の給付期間も、自己都合退職の場合が最大150日間であるのに対し、最大330日と長く、国民健康保険税も最大2年間減額されます。
本記事では会社都合退職と自分都合退職の違い、会社都合退職のメリットとデメリット、 会社都合退職なのに退職届は必要なのか、会社都合の退職届の書き方とは、 会社都合で退職届を出す際のよくある質問をご紹介します。
希望退職とは、企業が従業員による自主的な退職を募る希望退職制度によって退職する場合を指します。
希望退職の場合、退職の意思は従業員本人に委ねられているものの、本来の退職金よりも多額の退職金を受け取ることが可能になります。
また希望退職は扱い上、会社都合退職とみなされるため失業保険も自己都合退職より早く、かつ長期間受け取ることができます。
ただし、退職後の再就職を考えると社内での評価が高い人や、市場価値の高い人が希望退職をするのが望ましいと言えるでしょう。
これまで早期退職の募集は、企業が赤字続きでどうしようもなく最終判断で実施されていたものでした。 しかしながら近年は、黒字続きの企業であっても、経営のためにと早期退職の募集をするケースが増加傾向です。 今回は、早期退職の対処法について解説していきます。
退職勧奨とは会社側から従業員に対し、従業員の自己都合というかたちでの退職を勧めてくる場合を指します。
あくまで勧奨であり、法律で定められてもいないため断ることが可能です。
しかし、上司からの愛情ある助言のような形で勧められることもあるため受け入れてしまう人も少なくありません。
退職勧奨を受ける際に知っておくべき内容は以下3点です。
・拒否権はある
・自己都合の退職ではなく会社都合の退職に変更可能である
・程度を超えた強い促しを受けた場合はパワハラとして訴えることが可能である
退職勧奨という言葉の意味をご存知でしょうか。 企業が退職勧奨をする時のやり方や、もし企業より退職勧奨を通告されたらどうすればいいのかという対策などについて解説していきます。 退職勧奨は突然行われることもありますので、この機会に知識を得ておきましょう。
円満退職をするために、退職までの流れを押さえておきましょう。
以下から詳しく解説していきます。
早めの退職交渉が、余裕のある円満退職につながります。
そのため、「言い出せない」と不安に思っても、退職の意思が決まり次第、退職願・退職届を直属の上司に提出し退職を申し出ましょう。
意思表示のタイミングは基本会社の規定に従いますが、規定がない場合は、退職希望日の1〜2ヶ月前、最短でも退職希望日の14日前(2週間前)までには伝えてください。
退職届を提出し、直属の上司への報告を終えたら、職場の同僚などに退職の事実を周知させましょう。
その上で、残る社員に迷惑をかけないために業務の引き継ぎを行いましょう。
また、職場によっては退職に際し、送別会などを開催してくれる可能性もあるため、余裕をもって周知を図りましょう。
会社との連携をとることで、クライアント先からの会社への信頼を失うことなく、業務の引き継ぎをスムーズに行うことが可能になります。
また、実際に挨拶に行くのが難しい場合は、メールではなくより丁寧な印象を与える手紙を推奨します。
社内に退職の旨を伝えたら、社外(あなたの担当するクライアント等)にも退職の旨を伝えます。
この際、自分勝手に動くのではなく、事前に会社と退職の伝え方を相談した上でクライアントに伝えましょう。
退職の周知と挨拶、引き継ぎを終えたら、いよいよ退職に関する諸手続きを行います。
退職手続きは複数あり、時間と手間がかかるため余裕を持って臨むと良いでしょう。
退職願・退職届の提出のほか、退職までに行う手続きの一覧は、以下の記事にまとめてあります。
イラスト付きでわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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円満退職をする上で、一番重要となるのが「退職の伝え方」「退職の切り出し方」です。
退職は残された社員に負担と迷惑をかける行為でもあるため、なるべく相手に負担をかけず不快にさせない伝え方をしましょう。
上司へ会社を辞める意思を伝えるタイミングは、デリケートな問題でもあるので難しいです。 退職までの手順はもちろん、時期や切り出し方で悩む方も少ないないでしょう。 この記事では、退職を決心した方に向けて、トラブル無くスムーズに上司へ退職の意思を伝える方法を紹介します。
退職を一番初めに伝える相手はあなたの「直属の上司」です。
直属の上司への退職の意思を伝える際の流れは以下になります。
1. 伝える時期を選定する
2. 事前にアポを取る
3. 会議室等の場所で上司に伝える
まず、伝える時期を選定するについて解説します。
伝える時期は会社の繁忙期を避けた閑散期、かつ退職希望日の1〜3ヶ月前にしましょう。
会社側としても、余裕のある時期に伝えることできちんと退職の旨を聞いてくれます。
上司に退職意思を伝える時期を決めたら、次は事前にアポを取りましょう。
伝える時期を選定したら直属の上司に「今後について相談したい件があります」とアポを取りましょう。
この際、直属の上司より前に人事部や、他の上司に相談をすることは、後のトラブルを招く可能性があるため避けましょう。
最後に、会議室等の場所で上司に退職を申し出ましょう。
アポ取りが完了したら、会議室等の二人きりになれる場所で上司に退職の意思を伝えましょう。
他の社員にも聞こえる場所で相談をしてしまうと、万が一退職願を取り下げる際に多くの人に迷惑をかけてしまう可能性があります。
直属の上司に退職の意思を伝える際に大切なのは、「話の切り出し方」です。
話を切り出す際は、以下のポイントに気をつけましょう。
・自信を持ってはっきりと述べる
・条件が提示されてもすぐに揺らがない
・ネガティブな理由ではなく、ポジティブな理由を述べる
・感謝の気持ちを忘れない
自信をもってポジティブな理由とともに述べる事で、退職への強い意思を示す事ができ、退職拒否をされる事や無理に引き止められる事を防ぐ事ができます。
また、ただ退職理由とともに退職の意思を伝えては、これまでお世話になった上司の失礼にあたるため、感謝の言葉も忘れないようにしましょう。
退職を決め上司に申告すると、引き止められる場合があります。 もうすでに転職を決めている場合であってもしつこい引き止めをされる場合があるので、 今回はその対策と、残留する場合の注意点などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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退職理由を伝える相手は、職場の直属の上司や同僚だけではありません。
転職をする場合は、転職における面接にて退職理由を転職理由として求められます。
転職面接にて、退職理由を述べる際のポイントは以下です。
1. 転職への前向きな姿勢を見せる
2. 感情よりも事実を伝える
3. 「嘘」をつかない
ここからは、面接で退職理由を伝える際のポイントを解説していきます。
先に退職理由は、面接において転職理由として求められると述べました。
そもそも転職理由は、「退職理由」と「今後実現したいこと」の2つの要素から成り立ちます。
そのため、転職面接において「退職理由」は簡潔に「今後実現したいこと」に重点的に述べ、転職への前向きな姿勢をみせましょう。
また簡潔に述べる上でも、「退職理由」はネガティブなものではなく、ポジティブな言い回しに変えると尚良いです。
書面と異なり、面接のように実際に話す場面になると、退職理由によっては感情的になってしまう可能性もあるでしょう。
しかし、あなたの感情ばかりを伝えてしまうと、ときに面接官を不快な気持ちにさせてしまうため、具体的な事実ベースで退職理由を伝えましょう。
また事実だけでなく、実際に自ら行った解決策や、考えられる原因も併せて述べると、問題解決力や実行力をアピールすることも可能です。
退職理由に「嘘」をついても、退職の原因となった問題は解決されないまま、転職先へと転職する可能性があります。
そのため「嘘」はつかず、本音をポジティブに言い回して伝えると良いでしょう。
なお、退職理由を面接で伝える際の注意点をおさらいしたい方は、下記記事もご参考ください。
転職活動の面接を控えている方、「前職の退職理由を聞かれたらどう答えるべきだろうか」 「転職理由で嘘をついていいのだろうか」「面接官に好印象を与える転職理由の答え方はあるのか」とお悩みではありませんか? この記事では、転職理由に求められていることをはじめとして、面接で失敗しないための転職理由の答え方のポイントや...
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どうしても退職理由を言いたくない場合に、「嘘」を伝える場合があるでしょう。
また、退職理由の言い回しについて何も考えずに、「一身上の都合」にしている方もいるでしょう。
ここでは、それらの注意しておきたい退職理由について解説します。
退職理由の1つに、「一身上の都合による退職」がありますが、意味も知らずに使っている方もいるでしょう。
「一身上の都合による退職」とはいわゆる自己都合退職のことであり、会社の事情以外の理由で退職をする場合に用います。
そして、自己都合退職は会社都合退職と比較して、失業保険(手当)の給与開始日が遅かったり、給与期間が短かったりと損をする可能性があります。
そのため、自分の退職理由が会社都合退職になる可能性があるかを考慮した上で、「一身上の都合による退職」を使いましょう。
退職の多くは「一身上の都合」によるものです。 ですが、正しい意味や使い方を知らずに「一般的だから」と深く考えずに書いてしまうと後悔することになるかもしれません。 そこで、今回はみんながよく使う「一身上の都合」の意味、使い方を分かりやすく解説します。
結論、退職理由で「嘘」をつくことで罪に問われませんが、以下のリスクが考えられるためおすすめできません。
・ばれた際に職場関係が気まずくなり円満退職が遠のく
・本来の目的に適した転職先に巡り会えない
どれほど言いにくい理由でも「嘘」をつくのではなく、ネガティブからポジティブに言い回しを変えるなどに止めましょう。
退職理由は嘘をついても大丈夫なのでしょうか。 この記事では、バレやすい退職理由やオススメの退職理由の嘘を詳しくご紹介致します。 また嘘でも印象が良い退職理由や、円満退社をするコツなども詳しく解説致しますので、ぜひ参考にしてください。
企業に勤めている役職なしの会社員であれば、「退職願」で上司に退職の旨を伝えた後、正式に「退職届」を出すことになるでしょう。
特に「退職届」は撤回不可のため「退職願」と「退職届」を誤って提出しないよう気をつけましょう。
退職届は手書きとパソコンのどちらでも構いませんが、一般的な手書きにすると無難です。
退職願や退職届を作成する際のポイントは以下です。
・退職理由は簡潔に書く
・「退職希望日」「退職願(退職届)提出日」を必ず書く
・会社名と部署名は正式名称で書く
・氏名のあとの捺印「認印」を忘れない
・最後に「私事」「私儀」の一言を添える
「退職届」と「退職願」は名前がとても似ているため、同じようなものを指していると勘違いしている人が多いです。 しかし、退職届と退職願はまったくの別物であり、役割も大きく異なります。 ここでは、これら退職届と退職願の役割の違いについて詳しく解説しています。
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退職理由は、ネガティブな理由をそのまま伝えるわけにはいかず、考えるのに苦労することと思います。 私自身も考えるのにかなりの時間を要した経験があります。 今回の記事では、6つの例文サンプルを用意したので参考にして頂ければ幸いです。
退職届(退職願)の提出方法には以下4種類があります。
1. 封筒に入れ上司に手渡し
2. 封筒に入れ郵送
3. メールにて送信
4. 退職代行サービスの利用
いずれも提出のタイミングは会社の規定に従うか、退職希望日の1〜3ヶ月前に渡しましょう。
退職願(退職届)が書けたら、三つ折りもしくは四つ折りにした上で封筒に入れます。
折り方は三つ折りの場合、下3分の1を先に折った上で、上から被せるように上3分の1を折ります。
また、封筒表面には「退職願(退職届)」と記載し、裏面左下に「部署名」と「氏名」を記載します。
封筒に退職願(退職届)を入れ終えたら、上司がすぐに中身を見れるように封をせずに閉じてください。
封筒への退職届(退職願)の入れ方は、手渡しの際と同様です。
郵送の場合は、封筒表面に「会社の住所」「部署」「直属の上司の名前+”様”」と書いた上で左下に赤ペンで「親展」と書きましょう。
裏面には「あなたの住所」「氏名」を左下に記載した上で、糊付けを行い「〆」と書きます。
全て記載し終えたら、切手を貼らず郵便窓口にて、重要書類として「配達証明」をつけて郵送してもらいましょう。
メールで退職届を提出する場合は、件名に「退職願(退職届)」を記載し、内容は書面と同様のものを記載します。
しかし、封筒に入れての手渡しが一般的であるため、止むを得ない理由以外は書面を手渡しにしましょう。
直属の上司とのトラブルなどで、会社側が退職を認めてくれない場合、「退職代行サービス」を利用し退職届を提出することも可能です。
この場合、退職届の書き方や封筒への入れ方、封筒への記載方法は上司に手渡しする際と同様です。
退職代行サービスを用いれば、3〜5万円ほどで上司と顔を合わせることなく、退職の手続きを済ませることが可能になります。
退職の旨を伝え終えたら、退職の各種手続きに移ります。
退職時に関わる手続きには以下4点が存在します。
・税金(所得税・住民税)
・退職金
・年金
・失業保険/健康保険
また退職の手続きでは、「離職票」「退職証明書」といった書類が必要となってくるため準備しておきましょう。
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退職時に発生するのが「退職金」です。
ここでは「退職金」に伴い関係してくる「所得税」「住民税」について各々解説します。
まず、退職前に「退職所得の受給に関する申告書(退職所得申告)」を退職先に提出しましょう。
「退職所得の受給に関する申告書(退職所得申告)」を提出することで、正しい税率で課税されます。
退職金は報償的給与として支払われるため所得税がかかりますが、多額のため「退職所得控除」が認められています。
また所得税は通常、あらかじめ年収から月割計算で源泉徴収されています。
そのため、すでに転職先が決まっている場合、あるいは年内に転職先が決まった場合は、転職先にて年末調整を行うだけで良いです。
しかし、年内に転職先が決まらない場合は以下に従って確定申告を自ら行う必要があります。
ただし、確定申告の際は給与の源泉徴収票に加えて、退職所得の源泉徴収票が必要です。
定年や早期退職などによって退職金を受け取った場合には、退職金額に応じた税金を国に納める必要があります。 退職金額から計算できる税金の額や、退職金に対する税金の疑問点などにお答えします。 退職金をもらう予定がある人は、ぜひこちらを参考にしてください。
同じ会社に勤務し続けている場合は問題なく確定申告が行われるのですが、今年退職をした、もしくは前年に退職をした場合は、注意が必要です。 今年や前年に退職をした人のために、退職後の確定申告についてまとめました。こちらを参考に確定申告の知識を深めてください。
ここでは、退職後の年金と各種保険手続きについて解説します。
1. 退職後の年金の手続き
2. 退職後の失業保険(手当)の手続き
3. 退職後の社会保険の手続き
上記の3つの項目に分けて、退職後の年金・各種保険対応を見ていきましょう。
通常、企業に勤めている会社員は、国民年金と厚生年金(公務員の場合は共済組合)に加入しています。
在職時は、企業側が管理をしていてくれた年金ですが、退職後は自分で管理をする必要があります。
手続きの主な内容は、年金の被保険者の種別変更です。
会社に在籍していた時は、年金の納付は会社が手続きをしてくれていました。 ところが退職して次の転職先へ勤務するようになるまでは、自分で手続きを行わなければなりません。 年金の手続きは、非常に重要な手続きですから、手続きの流れや注意点を理解しておきましょう。
退職後に転職先が決まっておらず、一定期間失業する場合は、以下の条件の元、失業保険の手当てを受けることが可能です。
・離職日より遡って2年の間に、最低1年以上雇用保険被保険者として働いていたこと
・ハローワークで求職の申し込み後、再就職の意思や能力があるにも関わらず就職ができないこと
退職をすると失業保険を受給することができますが、手続きの流れはどのようになるのでしょうか。 また、自己都合で退職をした場合でも、失業保険を受け取ることはできるのでしょうか。 失業保険にまつわる疑問点にもお答えしながら、失業保険について解説します。
通常、日本国民は国民皆保険制度のもと、5種類ある公的医療保険のいずれかに加入しています。
すると、退職によりこれまで加入していた「健康保険」から外れることになるため、以下4つのうちいずれかに切り替える必要があります。
1. 転職先の加入する医療保険に加入
2. 健康保険を任意継続
3. 国民健康保険に加入
4. 家族の被扶養者となる
加えて、退職の際はこれまで使用していた会社の健康保険証を返却し忘れないようにしましょう。
退職後、再就職をした場合としない場合では、健康保険はどうなるのでしょうか。 退職後の保険の選択肢や、国民健康保険の手続きについて解説します。 日本では健康保険の加入が求められているため、退職後にどの保険に加入するのかは、前もって決めておく必要があります。
退職の手続きを終えたらいよいよ最終出勤日です。
職場への退職挨拶を、スピーチやメールにて済ませましょう。
まず、退職挨拶をメールで済ませる場合は以下3点に注意しましょう。
・件名は「退職のご挨拶」と分かりやすいものにする
・取引先へのメールはタイミングを考慮して送る
・取引先へのメールでは後任についての詳細を述べる
また、退職挨拶をスピーチで済ませる場合の注意点は以下です。
・スピーチは1分ほどで簡潔に
・退職理由は一言で抽象的に、感謝の気持ちは具体的に述べる
・笑顔を忘れず、全員とゆっくり目を合わせながら伝える
加えて、退職挨拶をすることが叶わなかった方への挨拶とお礼は、メールよりも手紙の方が丁寧で好印象を与えます。
退職後も良好な関係を持ち続けたい場合、お世話になったお礼の品として職場に菓子折りを送ることもあるでしょう。
その際のお菓子選びのポイントは以下です。
・小包装のお菓子にする
・日持ちを確認する
・予算を高くしすぎない
退職の挨拶で失敗したくない方は、下記記事も参考にしてみてください。
退職をする日が近づくと、これまでお世話になった方々への挨拶をしていくことになります。 他部署のお世話になった人や上司などに対しては、なかなか会えないとメールでの挨拶になることもありますが、このような場合は、どのような内容が相応しいのでしょうか。
退職する際、必ずしもお菓子を用意する必要はありませんが、お世話になった職場への感謝の気持ちを伝えるのにお菓子は有効な手段です。 今回は気持ちよく退職をしたい方に向けて、お菓子を選ぶポイントやおすすめの商品についてご紹介します。
企業によっては、新卒のときと同じで入社式が行われることもあります。
入社式での挨拶やマナーについて知りたい方は、下記記事の内容も押さえておきましょう。
また入社時期をまとめた記事も、併せてご参考ください。
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