
「退職しなければよかった…」と後悔しないための5つの確認事項や対処方を紹介
退職をして後悔した経験がある方もいることでしょう。そのような方のために、退職や転職をして後悔した体験談や、退職して後悔する原因をご紹介します。また退職を後悔しないための確認事項や、退職して後悔した時の対処法を解説するので、ぜひご参考ください。
転職や退職をして後悔した体験談
まず、転職や退職をして後悔した体験談をご紹介します。
実際にJobQ に投稿された体験談なので、自分と同じような状況の質問もあるかもしれません。
是非参考にしてみてください。
人間関係の問題で前職を退職しましたが、前職に戻りたいです…
人間関係の問題で前職を退職しました。
転職回数は、5回(会社合併を含む)になります。
本来なら転職は何度もしたくなかったのですが、特定の人との関係がうまく行かず、転職をすることにしました。
今となっては後悔でしかないのですが、前職の会社に戻りたい意思が強いです。
懇願して前職に戻るべきか、それとも別の道を歩むべきなのかどちらが良いのでしょうか。
それだけ人間関係が理由で転職を重ねているのであれば、相手の問題だけではなく、貴方自身にも原因があるようにお見受けします。
昂った感情に流されるか…続きを見る
前の会社に戻るのは難しい場合もあるようです。
出戻りが困難なときは、割り切って別の道を進んでみるのも良いかもしれません。
転職をして後悔したことや大変な経験をした方はいますか?
転職された方で、後悔された方いますか?
半年前から新しい職場で勤めているものの、高圧的な上司と冷たい先輩がいる環境で苦しんでいます。
さらには業務で使用するツールの違いなどからも思うように仕事が進められず。
前の職場では6年ほどのキャリアがあり、周囲からも尊敬していただけていただけあって、不甲斐なさを感じます。
転職された方で後悔された方いますか?
また最初後悔したけど今は慣れたという方は是非慣れるまでの期間を教えて下さい。
転職はしていませんが部署異動等により質問者様と同様の経験をしたことがあります。
(馬の合わない上司と3年ほどチームを組んだことがありました)
人間関係に関しては…続きをみる
この回答に対する続きの質問も見てみましょう。
上司と話し合いを行ったときに、逆に反感を買うことはありませんでしたか?
話し合いを行ったときに、結果として逆に反感を買うことはありませんでしたか?
というのも、脅迫じみた発言を伴うパワハラのため、状況によっては人事部門に相談しようかとも思っています。
ただ周囲にいるメンバーのうち、新卒入社組は「言い方キツイけど、あの人すげぇから」と言う発言もあり、場合によっては部内全員を敵に回す可能性もあると感じています…
重ねての質問で申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
質問者様の会社・職場環境に詳しくありませんので一意見として捉えてください。
結論から申しますと速やかに人事へ相談されてください。
ちなみに私の場合は…続きを見る
上記のQ&Aの回答によると、退職を検討する前にまずは自らを変えてみることが重要と言えます。
しかし、自分ではない外部環境によって辛い状況に置かれているのであれば、自身のスキルを利用した転職も考慮するべきでしょう。
結婚を機に退職したのですが後悔しています。
結婚を機に退職したのですが後悔しています。
20代後半の女性です。
結婚を機に大学卒業後から勤めていた大手メーカーを退職しました。
まだ子どもはいません。
正直、表向きは幸せいっぱいの寿退職でしたが、退職後は私の人生本当にこれで良いのか毎日毎日悩んでいます。
前職を退職しなければまた違った人生があったのではと後悔しています。
後悔してもしょうがないとは思いつつ、一方で、私は本当に何がしたいのかわからなくなります。
なんで自分の将来を自分でつぶしてしまったのか…そればかりが毎日毎日頭には浮かんできてしまい辛いです。
20代後半ならまだ今からなんでも出来ると思います!
と、それだけだと何のアドバイスにもならないので一点だけ。
例えば賛否両論ありますが…続きを見る
との事でした。
退職後に、今後の人生について不安に感じてしまうという事例でした。
新しい世界に触れる経験をすることが、人生のターニングポイントになるかもしれません。
退職して後悔する原因・パターン7選
- ・前職よりも収入が減った
- ・休日が少なくなった
- ・自己分析の不足
- ・勢いで退職している
- ・会社の比較不足
- ・専業主婦で復職の条件が難しい
- ・子育てを理由にしている
- ・
自分で選び就職・転職した会社でも、退職を決断する人は多くいます。
しかし、退職後に後悔してしまう人も少なくありません。
それでは、退職後に後悔してしまう人にはどのような特徴があるのでしょうか。
前職よりも収入が減った
転職先でボーナスがないと、前職よりも収入が減る可能性があるでしょう。
なぜなら月給が前職より高くてもボーナスがないと、年収は減っている場合があるからです。
そのため月給だけではなく、ボーナスの有無をしっかりと聞いておくことが大切です。
休日が少なくなった
求人に土日休みと書かれていても、「会社カレンダーによる」のように書かれている場合があります。
この場合、土日でも出勤しなければならなくなり、休日が少なくなったと感じるでしょう。
そのため面接の際に、確認しておくことをおすすめします。
自己分析ができていない
たまたまブラック企業だったという人もいますが、多くは自分の性格の問題や自己分析が甘かった人です。
自己分析が甘く、将来のビジョンがはっきりしていなかった場合でも、転職はできます。
しかし、その後どう自分の人生を舵取りしていくかは、本人次第です。
転職で全てが解決できるわけではありません。
まずは、自分を変えることから始めるべきです。
勢いで退職し転職したケースや理想と現実とのギャップに悩むケース、仕事内容が自分のキャリアとマッチしていなかったなどが、考えられます。
退職して後悔する人の中で、「やっぱり前の職場がよかった」と思う人が多いのも仕方のないことでしょう。
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▶︎自己分析とは?就活で重要な理由や効率的な方法をわかりやすく解説
勢いで会社を退職してしまう
「悩んでいても仕方ない。何とかなる。」という楽観主義の人もいます。
こうした性格の人は、まず行動します。
特に営業マンなどでは、好印象を持ってもらえる可能性が高いでしょう。
そういった性格の人は、取引先の引き抜きなどに際し、収入がアップするからと軽い気持ちで退職し、競合他社に転職することが多いです。
その結果、在籍していた職場と社風などが違うのに、先に転職先が決まってしまうことで、判断力が鈍ります。
年収や報酬がアップするからといって、慣れない職場に飛び込むのは危険です。
特に同業他社ほどその後の居場所がなくなり、仕事もやりにくくなるからです。
このように、勢いで退職する人も退職したことを後悔する人が多くなっています。
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▶︎【会社を辞めて後悔している人へ】 会社を辞めたあとの手続きについて紹介
今の会社と他の会社の比較ができていない
転職しても解決しないのに転職してしまい、後悔する場合があります。
自分が今いる会社への不満が強すぎて、他社との比較をおろそかにしてしまうからです。
そのため、冷静に自社と他者の比較して、根本的な解決はできるかどうか考えると良いでしょう。
他社と比較することで、自社の良さに気が付くかもしれません。
専業主婦になり後悔してしまう
結婚を機に退職し、専業主婦になる方も多く、現在でもかなり多い退職理由です。
寿退社は、すぐに子育て期間に入る方にとっては必要なものです。
しかし、共働き世帯の場合は、結婚して専業主婦になり収入の減少や、やりがいのある仕事ができなくなって後悔している方が多いようです。
逆に、仕事がつらかったために結婚を機に辞めることができ、晴れて専業主婦になる方もいます。
専業主婦の期間が長くなると、仕事をしたくなっても、新しい会社ではなかなか雇ってもらえない場合があります。
そんなときでも、勤めていた会社の前職なら、もう一度復帰しても仕事をしやすいですし、会社側も受け入れやすい環境にあるといえます。
また、海外留学などは、今までにない新しい体験も出来ますし、語学力も身につくので、また新しい働き方も見つかるかもしれません。
子育てを理由に退職してしまう
結婚をするとお子さんが生まれた場合は、夫が妻に子育てに専念して欲しいという希望により、専業主婦になることがあります。
実際に、育児はとても大変な仕事です。
仕事をしながら育児をすることは、中途半端になり難しいことでしょう。
四六時中、お子さんの面倒を見ることは、重労働ですし、ストレスも加わります。
夫は専業主婦の妻に育児を全て任せきりになってしまうので、妻は仕事を退職しなければなりません。
一度退職すると子供が大きくなって、再就職しようとしても、いい条件の仕事は見つかりません。
サポート業務が多く、専業主婦になってしまったことで、やりたいことを我慢しなくてはなりません。
可能なら元の職場に復帰して仕事ができないかを、模索したほうがいいでしょう。
退職を後悔しないための5つの確認事項
退職を後悔しないための確認事項は、以下の5つです。
- 退職理由を明確にする
- 求人サイトを見て社風を把握する
- 会社内で退職理由が解決しないか確認する
- 退職する前に転職先を決めておく
- 退職後の生活を考えたときにやっていけるか
それぞれ詳しく解説します。
退職理由を明確にする
退職を後悔しないための確認事項に、退職理由を明確にすることが挙げられます。
「人間関係がうまくいっていない」「年収が低い」などの退職理由を明確にすることで、転職先では悩みが解消されるでしょう。
そのため退職理由を明確にし、転職先では同じ理由で退職することがないようにしましょう。
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▶︎退職理由の伝え方で気をつけるべきポイント!退職理由別の例文も解説!
求人サイトを見て社風を把握する
転職先がどのような職場なのかは、行かないと分からないこともあります。
しかし、求人サイトを見て社風を把握することも、退職を後悔しないためには大切なことでしょう。
例えば、会社方針に共感できるか、業務外の交流は多いのかなどです。
求人サイトから得ることのできる情報から大体の社風を把握することで、入社してからのギャップが生まれにくくなると考えられます。
会社内で退職理由が解決しないか確認する
退職理由が会社内で解決する可能性があるため、確認することをおすすめします。
例えば人間関係がうまくいっていない場合、他部署に移動することで解決することがあります。
そのため転職するのではなく、会社内で解決できるか相談すると良いでしょう。
退職する前に転職先を決めておく
退職をしてから転職活動をすると、収入がなくなるため、会社選びが疎かになってしまい、退職したことを後悔する可能性があります。
そのため退職する前に転職先を決めておき、すぐに働ける状態にしておくと良いでしょう。
退職後の生活を考えたときにやっていけるか
退職後に貯金がないにもかかわらず転職活動をすると、早く働き始めようと思い妥協する箇所が多くなるでしょう。
その結果、希望する会社に転職できなくなると考えられます。
そのため、退職後の生活を考えたときにやっていけるのかを意識すると、退職を後悔しないでしょう。
退職して後悔した時の対処法
退職して後悔した時の対処法は、以下の3つです。
- 可能であれば転職先で働く
- 再転職も選択肢に入れる
- 退職した会社に出戻る
それぞれ詳しく解説します。
可能であれば転職先で働く
退職して後悔した場合、可能であれば転職先で働いた方が良いでしょう。
退職した会社に戻りたい気持ちもあると思いますが、出戻りをするとデメリットがあるため、転職先で働くことをおすすめします。
再転職も選択肢に入れる
退職して転職先で働き始めた際に、想像していた環境ではない場合もあるでしょう。
そのようなときは、再転職も選択肢に入れ、自分の希望に合った環境で働くと良いでしょう。
ただしすぐに転職をしてしまうと、職歴に傷がつく可能性があります。
また、面接の際に「雇ってもすぐに辞めてしまうのではないか」と採用担当者にマイナスな印象を与えてしまうことがあるでしょう。
そのためリスクを考えて行動することを、おすすめします。
退職した会社に出戻る
退職して後悔した時の対処法に、退職した会社に出戻ることが挙げられます。
JobQに寄せられたQ&Aを確認していきましょう。
退職したいと言った後に、やっぱり会社に戻りたいというのは通用しますか?
会社の後輩が退職して1週間経ちました。会社を辞めた事を後悔していて、できるならば戻りたいと相談を受けました。
退職といっても現在は有給消化中で、7月末までは在籍している事になります。
このような場合、戻ってくる事は可能なのでしょうか??
みんなから頼りになって、信頼度が高い人でした。
辞める際もトラブル等で辞めた訳でもありません。
可能なのであれば、上司や総務に相談しようと思っています。
アットホームな会社なのでOKと言われると思っているのですが、どうでしょうか?
退職ではなく、休職をされればよかったですね。
どういう理由で退職に至ったのかはわかりませんが、トラブルでなければ復職されてもよいと思います。
ただ、やはり一度は…続きをみる
トラブルでの退職ではない場合、復職できる可能性もあります。
トラブルで退職した場合、復職しても信頼を取り戻すことは難しいでしょう。
アットホームで上司と話しやすい会社であれば、一度相談してみることをおすすめします。
また、JobQに出戻りが成功する確率についての質問が寄せられていたため、ご紹介します。
出戻り転職の成功確率はどれくらいですか?失敗しないコツを知りたいです
今月から、新しい職場に、変わりましたが、馴染めるどころか教育制度もなく身体で覚えろ的なところアリで、正直続けて行けるのであろうか不安で仕方ありません。
回りがまず喋らないし、淡々と終わっていく、また教えてもらおうにも聞きづらさがあり、気を遣いまくります。
また本社からは、管理職目指して頑張るよう言われてますが、なれる気がしません。
2年半前に辞めた会社から、転職すること三回。家族も呆れ返ってます。
2年半前に辞めた会社は、正直収入の問題だけであって、あとはギクシャクした人間関係もありましたが、今考えれば、甘かったなと後悔先に立たずです。
2年半前に辞めた会社の上司に相談したら、戻れるか聞いてもらえることにはなりましたが、出戻り社員確率は如何なものか、これもまた甘い考えでしかないのですが。
このまま、耐え抜いて道を切り開いていくしかないのか?
ご意見お願いいたします。
会社の方針やどのようなやめ方だったか、また、あなたが会社にとって必要な人材か、採用のタイミングがあるかなど、色んな変数で変わってきますのでケースバイケースだとしか申し上げられません。
ただ、私の事例を申し上げますと周りに5人程度出戻りにトライした人がいて…続きを見る
出戻りが成功するかしないかは、ケースバイケースです。
会社にとってメリットになる人材には戻ってきてほしいでしょうし、反対に戦力にならない人はあまり戻ってきてほしくないかもしれません。
出戻りについては、以下の記事で詳しく確認してみるのがおすすめです。
退職後にうつ病になることも
- ・退職後はうつ病に注意する
- ・うつ病だと簡単な仕事が多くなる
- ・適応障害でもすぐに退職しなくていい
うつ病になると仕事をするのも一苦労です。
自宅に閉じこもってしまっていた場合などは、社会復帰までにかなりの時間を要すこともあります。
職場復帰したとしても、補助的な業務しか任せてもらえない場合もあるでしょう。
将来も収入がアップする可能性はゼロに近くなります。
退職後はうつ病にならないように注意しよう
退職後は、仕事がないので家に引きこもりがちになる傾向があります。
「みんな頑張っているのに自分は何をしているのだろう」と負の感情が出てきやすいでしょう。
そのため、退職後はうつ病にならないように注意し、休む日と転職活動をする日のメリハリをつけると良いでしょう。
再就職しても仕事は簡単なことばかり?
うつ病で辞めてしまった方は、再就職しても同じような補助的な仕事しか任されないことも多いです。
過去の病歴を知っている仲間がいる前職のほうが仕事がしやすいはずです。
新しい転職先では、それほど気を遣ってくれる人はいないと考えられます。
またうつ病の方に、いきなり責任のある仕事を任せる人は多くはないでしょう。
うつ病が原因で退職をしてしまった方は、次の仕事が見つからずに再び引きこもってしまう可能性が高くなっています。
うつ病での転職や退職については以下の記事も参考にしてみてください。
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▶︎【うつ病での休職期間の平均はどれくらい?】最長何日まで認められるの
▶︎職場の人間関係でうつになる⁉︎|仕事で悩んでいたら読んでください
適応障害で退職して後悔することも
職場のストレスが原因で適応障害と診断された場合、退職するしかないと考える人も多いでしょう。
しかし、原因を振り返ることで他の選択肢も見つかり、退職を防げるかもしれません。
退職以外にも
- 今いる職場で仕事量を減らす
- 部署を異動する
- 仕事内容を変える
- 休職する
などの方法で適応障害を克服できる可能性があります。
すぐに退職せずに、ゆっくりと様々な可能性を検討するのをおすすめします。
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▶︎【うつ病でも転職できる!】失敗しないための方法を伝授します
▶︎【うつ病】復職したくない人が、また働くために気を付けるポイント
退職を後悔しないために慎重に行動しよう
今回は、退職した後に後悔してしまう理由についてご紹介しました。
必ずしも不満があって辞める人ばかりでなく、結婚や育児のために仕方なく辞める必要があり、専業主婦になるケースもあります。
条件の良い、再就職が難しい場合は思い切って元勤めていた会社に出戻りすることを検討してみましょう。
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