
SAPジャパンの就職難易度は? 新卒の採用大学や学歴フィルターがあるか調査
SAPジャパンは企業向けの基盤システムを提供する会社です。母体となるSAP SEはヨーロッパ最大級のIT企業といわれており、「就職難易度は難しい?」「学歴が問われるのでは」と気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、採用倍率や採用実績校などのデータをもとに、SAPジャパンの就職難易度について解説します。JobQに寄せられた口コミから読み取れる面接内容や社風、労働条件といった点も紹介するため、就職活動中の方に必見の内容です。ぜひ参考にしてみてください。
SAPジャパンの就職難易度は? 人気度も併せて調査
まずは、東洋経済オンラインのランキングや採用倍率をもとに、SAPジャパンの就職難易度を紹介します。
「入社が難しい有名企業ランキング」上位200社の対象外
東洋経済オンラインが公表している「入社が難しい有名企業ランキング」では、SAPジャパンは200位以内にランクインしていませんでした。
そのため、入社難易度は200位となった企業の「58.3」と同等か、それ以下であると考えられます。なお、IT業界の競合他社の順位と入社難易度は、以下の通りです。
企業名 | 順位 | 入社難易度 |
SAPジャパン | 200位圏外 | 58.3以下 |
野村総合研究所(NRI) | 31位 | 62.5 |
オービック | 137位 | 59.5 |
富士通 | 138位 | 59.5 |
日本オラクル | 200位圏外 | 58.3以下 |
参照:東洋経済オンライン 「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社
IT業界の中でトップクラスの入社難易度となったのは野村総合研究所(NRI)です。
また、SAPジャパンと同じERPを提供する競合企業の中で上位にランクインしたのは富士通で、順位は138位となっています。
野村総合研究所(NRI)の入社難易度は「62.5」、富士通は「59.5」となっており、IT業界は全般的に入社難易度が高いことが分かります。
「就職人気ランキング」上位300社に入っていない
東洋経済オンラインの調査「2.5万人の学生が選んだ就職人気ランキング」において、SAPジャパンは上位300社圏外でした。ランキング上位は、総合商社や保険業界、金融業界が多い傾向にあります。
IT業界の競合他社の順位は以下の通りです。
企業名 | 順位 |
SAPジャパン | 300位圏外 |
野村総合研究所(NRI) | 109位 |
オービック | 300位圏外 |
富士通 | 110位 |
日本オラクル | 300位圏外 |
参照:東洋経済オンライン 2.5万人の学生が選んだ「就職人気ランキング」
IT業界もNTTデータが総合25位、野村総合研究所(NRI)が109位、富士通が110位といったように、多くの企業がランクインしています。
IT業界は今後も成長が見込まれる分野として人気の高い業界です。
また、SAPジャパンはヨーロッパ最大級のIT企業を母体にしていることから、同ランキングで上位300社に入っていないからといって、人気が低いわけではないと考えられます。
採用倍率は比較的低い
SAPジャパンはリクナビやマイナビといった就活サイトに情報がなく、採用倍率を算出できませんでした。
そのため参考として、東洋経済オンラインの「内定の競争倍率が高い会社ランキングTOP100」を調査しましたが、ランキングに掲載されていませんでした。
よってSAPジャパンの採用倍率は、同ランキングにおいて最も低い倍率とされる「66倍以下」であると考えられます。
ただし、SAPジャパンのような大手IT企業は、新卒採用人数が少人数に設定されることも多く、その場合は採用倍率が上がる可能性があります。
また、公開されている情報が少ないことから、就職に向けた準備に時間がかかることも予想されます。採用を受けるのは簡単ではないと考えておきましょう。