
履歴書に空欄があっても良いの?「特になし」や斜線の引き方をご紹介
履歴書を書く時に「空欄があってもいいの?」「斜線の引き方が分からない」など思った方もいるのではないでしょうか。そのような方のために、履歴書に空欄がある際の書き方のパターンや、履歴書を空欄にしてはいけない理由をご紹介します。また、履歴書を空欄や特になしにしない方法をご紹介するので、ぜひご参考ください。
履歴書は空欄がないようにしましょう
履歴書は空欄がないよう、埋めるのが基本だと考えられます。
なぜなら履歴書は、採用担当者に自分をアピールできる書類だからです。
そのため記入すべき欄は記載し、採用担当者からの印象を良くして、内定に繋げましょう。
履歴書に空欄がある際の書き方のパターン3選
履歴書に空欄がある際の書き方のパターンは、以下の3つです。
- 無理に書く必要がない場合
- 「特になし」と書く場合
- 斜線を引く場合
それぞれ詳しく解説します。
無理に書く必要がない場合
履歴書の欄は、すべて埋めた方が良いでしょう。
ただし取得した資格がない場合などは、資格欄に記入することがないため、無理に書く必要はないと考えられます。
また記入すべき欄が書かれている場合、選考上不利になることはないため、空欄でも問題ないでしょう。
「特になし」と書く場合
履歴書に空欄が多いと、採用担当者に記入漏れだと勘違いされてしまうと考えられます。
そのため履歴書の記入すべき欄が、空欄になってしまう場合は「特になし」と書きましょう。
斜線を引く場合
履歴書に空欄ができてしまう際は、斜線を引いても構いません。
斜線を引く際は、右を上にし、左を下にして線を引きます。
斜線が引かれていることで、他者に記入されるのを防ぐことができるでしょう。
履歴書を空欄にしてはいけない3つの理由
履歴書を空欄にしてはいけない理由は、以下の3つです。
- 減点対象になる場合があるから
- 応募者の意図が読み取りにくい場合があるから
- 履歴書を最後まで読んでもらえない可能性があるから
それぞれ詳しく解説します。
減点対象になる場合があるから
履歴書を空欄にしてしまうと、減点対象になる場合があるでしょう。
なぜなら履歴書に空欄が多いことで「志望度が低いのではないか」「やる気がないのではないか」などと、採用担当者はあなたに対してマイナスな印象を持ってしまう可能性があるからです。
その結果、減点対象となる場合があると考えられます。
応募者の意図が読み取りにくい場合があるから
履歴書を空欄にしてはいけない理由に、応募者の意図が読み取りにくい場合があることも考えられます。
例えば履歴書に空欄があった場合、応募者が書くことがなく空欄にしたのか、それとも記入するのを忘れてしまったのか、採用担当者は判断できないでしょう。
そのため記入すべき欄は埋めて、採用担当者にあなたの魅力が伝わるような履歴書を作成することをおすすめします。
履歴書を最後まで読んでもらえない可能性があるから
履歴書を空欄にしてしまうと、最後まで読んでもらえない可能性があるでしょう。
なぜなら履歴書に空欄が多いと採用担当者は、「働く意欲が伝わらない」「知ってもらおうとするアピールが伝わらない」と思う場合があるからです。
その結果、履歴書を最後まで読んでもらえない可能性があるため注意しましょう。
履歴書を空欄や特になしにしない8つの方法
各欄別の空欄の書き方のポイントは、以下の8つです。
- 電話番号欄の場合
- 保護者欄の場合
- 免許・資格欄の場合
- 本人希望欄の場合
- 志望動機や自己PR欄の場合
- 特記事項欄の場合
- 健康状態欄の場合
- 趣味・特技欄の場合
それぞれ詳しく解説します。
電話番号欄の場合
固定電話と携帯電話を持っている場合、連絡のとりやすい番号を記載しましょう。
また固定電話を持っていない場合、記入欄には「なし」と記入し、携帯番号のみ記載すれば問題ありません。
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保護者欄の場合
履歴書の保護者欄を空欄にすると、労働契約を結べない場合があります。
なぜなら未成年が労働契約を結ぶ場合、保護者の同意が必要となるからです。
仮に内定になったとしても、保護者の署名がないと働けないため注意しましょう。
免許・資格欄の場合
免許・資格欄を空欄にしない方法に、勉強している資格や、取得する予定の免許などを記載することが挙げられます。
「〇月に簿記3級の試験を受けるために勉強途中です」のように書くと、自分のことをアピールできると考えられます。
また免許や資格を活かして、企業の業務にどのように貢献できるのか記載すると、内定に繋がる可能性が高まるでしょう。
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本人希望欄の場合
本人希望欄は、自分が希望する職種や勤務時間帯などを記載する欄です。
しかし「給料は◯万円がいい」のような自分の要望を記入すると、自分勝手な印象を与えてしまうと考えられます。
特に希望がない場合は、空欄にするのではなく「貴社の規定に従います」と記載しましょう。
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志望動機や自己PR欄の場合
志望動機や自己PRを空欄にするのは、避けましょう。
なぜなら空欄にすることで、あなたの魅力が採用担当者に十分に伝わらない可能性があるからです。
また採用担当者に「企業分析を何もしていない」「本当にやりたい仕事ではないのではないか」と、誤解を与えてしまうことでしょう。
そのため自分の強みや経験で活かせることはないか、しっかり考えて具体的に記載するのが良いと考えられます。
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特記事項欄の場合
履歴書の特記事項欄には、仕事に影響が出る可能性のある事柄を記載しましょう。
例えば転勤できない事情がある場合や、転居予定がある場合などです。
あらかじめ企業に伝えたいことを記載しておくことで、選考が進んだ際にスムーズにやり取りができると考えられます。
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健康状態欄の場合
健康状態欄には、持病や治療している病気について記載しましょう。
体調に問題がなく業務も行える場合、「良好」と記入します。
ただし仕事に影響が出る病状がある際は、「通院のため2ヵ月に1回、午後休を希望します」のように書きましょう。
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趣味・特技欄の場合
趣味・特技欄を、空欄にすることは避けましょう。
なぜなら趣味や特技から、採用担当者と上手くコミュニケーションが取れる可能性があると考えられるからです。
履歴書に書く趣味や特技は、仕事に関係のないことでも構いません。
「月に5冊ほど本を読んでいます」のように、具体的に記載すると、採用担当者が興味を持つと予想されるためおすすめです。
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履歴書の空欄は少なくしよう
本記事では、以下について紹介しました。
- 履歴書は空欄がないようにしましょう
- 履歴書に空欄がある際の書き方のパターン3選
- 履歴書を空欄にしてはいけない3つの理由
- 履歴書を空欄や特になしにしない8つの方法
履歴書に空欄が多いと、減点対象になる可能性が高いと考えられます。
そのため記入すべき欄はしっかり記載し、履歴書の空欄は少なくしましょう。
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