
商工中金の就職難易度は? 新卒の採用大学や学歴フィルターがあるか調査
商工中金は政府系金融機関ということもあり、内定までのハードルが高く、就職難易度が高そうに感じますよね。そこで本記事では、商工中金の採用倍率や採用大学、学歴フィルターの有無などを踏まえ、就職難易度を徹底調査していきます。
商工中金の就職難易度は? 人気度も併せて調査
まずは、東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業ランキング」や「就職人気ランキング」を参考に就職難易度を調査していきます。
就職難易度は60.2で「入社が難しい有名企業ランキング」で108位にランクイン
東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業ランキング」によると、商工中金の就職難易度は60.2で全体の108位にランクインしていました。
順位 | 企業名 | 就職難易度 |
8位 | 日本政策投資銀行 | 63.9 |
35位 | 三菱UFJ信託銀行 | 62.3 |
52位 | 三菱UFJ銀行 | 61.6 |
55位 | 三井住友銀行 | 61.6 |
108位 | 商工中金 | 60.2 |
参照:東洋経済オンライン「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社
上位にはメガバンクはもちろん、政府系の金融機関が多く並びます。
なお、商工中金の前後は107位に大塚製薬、109位に東芝がランクインしており、これらの企業と同程度の就職難易度となります。
「就職人気ランキング」では136位にランクイン
上記のランキングと同じように東洋経済オンラインが発表している2023年の「就職人気ランキング」では、商工中金は136位にランクインしています。
順位 | 企業名 |
13位 | 三菱UFJ信託銀行 |
24位 | 三菱UFJ銀行 |
26位 | 三井住友銀行 |
117位 | 日本政策投資銀行 |
136位 | 商工中金 |
商工中金は、民間と政府が共同で出資している唯一の政府系金融機関です。
政府系金融機関であるということから、普通の銀行では経験できないような仕事ができるのが魅力に感じる人が多いのが、商工中金を136位にランクインさせた要因のひとつともいえます。
また、「入社が難しい有名企業ランキング」で上位200位以内にランクインしていた企業が全て人気企業のランキングに入っているのも、銀行業界への就職難易度が高くなる要因と考えられます。
採用倍率は23〜46倍
リクナビによると、商工中金で今年度の採用予定人数が101〜200名、プレエントリー候補リストの登録者数が4661名であることから、採用倍率は23〜46倍となります。
大手企業の多くは倍率が100倍を超える中で、23〜46倍という数字は就職難易度が低いことを表しているのではないでしょうか。こちらも、同業他社の採用倍率と比較してみましょう。
企業名 | 採用倍率 |
あおぞら銀行 | 53〜105倍 |
三井住友信託銀行 | 69倍 |
日本政策投資銀行 | 43〜48倍 |
商工中金 | 23〜46倍 |
三井住友銀行 | 34倍 |
この表から分かる通り商工中金は、銀行業界の中では比較的就職難易度が低いといえるでしょう。
採用予定人数が101〜200名と、政府系金融機関としては比較的多いのも、採用倍率が低くなっている要因であると考えられます。